財産台帳
メインメニュー[設定をする]→タブ[初期設定]→[定型仕訳]を押すと、財産台帳シートが表示されます。特別財産・基本財産・通常財産を入力できます。このシートは直接編集できます。
注意
科目設定シートに記載した普通財産は記入しないでください。記入すると、財産目録に重複して記載されます。
各項目の説明
財産分類: 特別財産・基本財産・普通財産から選択します。 特別財産とは、宗教活動を行うために必要な、宝物および什物をさします。 基本財産とは、宗教活動を行っていく上に必要な財政的基礎となるもので、 教会敷地や教会建物のほか、 基本財産として設定されている一定の基金がある場合などが該当します。普通財産とは、通常の活動に要する費用に充当すべき財産で、特別財産・基本財産以外の財産がこれにあたります。ナルドの壺で財産目録を作成する場合、変動の少ない項目(不動産・定期預金など)はこの財産シートで管理し、変動の多い項目(現金・普通預金など)は仕訳帳の科目として管理すると便利です。
区分: リスト(土地, 建物, 車両, 備品, 墓地, 特定預金, 宝物, 什物, 減価償却累計額)から選択するか、または、自由に入力します。
内容: 財産目録に記載される内容です。 財産の内容が特定できるように記入します。 ここに記入した事項は、財産目録に記載されます。次のような事項を記載するのが一般的です。
土地: 所在地の住所、面積、地目(宅地・山林など)
建物: 所在地の住所、延床面積、階数、工法(鉄筋・木造など)、築年数(竣工年)
預金: 銀行名、口座種別(定期・普通・当座など)
有価証券: 銘柄、口数
什器備品・車両: 内訳、台数
宝物・什物: 名称、作家名、寄贈主
評価額:評価額を記入します。金銭的な評価が困難な財産については、財産目録に評価額を記載しないことが認められています。その場合は空欄のままにしておいてください。空欄にすると「評価額なし」、0を入力すると「0(円)」と記載されます。
取得年月日・取得経緯・備考: 利用者のおぼえ書きの欄です。財産目録には記載されません。
基本財産等の変動
「ナルドの壺」で基本財産等の変動に関する仕訳を行う場合、 科目リストに「基本財産に繰入」「基本財産から繰入」という科目を追加します。
基本財産に組み入れた資産は、「ナルドの壺」の通常会計から除く必要があります。たとえば、定期預金10,000円を基本財産に組み入れる仕訳は次のようになります。
基本財産に繰入 10,000 / 定期預金 10,000
基本財産の減価償却は、現状「ナルドの壺」自体では対応していません。年度末に手作業にて行うことで可能です。