次年度更新

ナルドの壺は「1年1ファイル」です。次年度に入るときには、下記の手順で新しいファイルを作成します。これまで利用していた設定や繰越額は、新ファイルに移行されます。元のファイルはそのまま残ります。

事前確認

次年度更新の前に、旧年度ファイルの「年度」と「繰越額」をご確認ください。2020年度のファイルであれば、年度が2020年度で、2020年度期首の繰越額が入力されていれば、正しい状態です。

手順

メインメニュー[設定をする]→タブ[データの移行]→[次年度ファイルを作成]を押します。

ファイルダイアログで、次年度のファイルの名前を設定します。名前は自由につけることができます。(例:会計記録20XX)

パスワードを設定している場合は、確認画面が表示されますので、パスワードを入力します。

これで次年度ファイル作成されます。「はい」を選択すると、次年度ファイルが開きます。

次年度ファイル作成の機能

「次年度ファイルを作成」では、つぎの操作を行っています。

  • 年度を1つ増やします。

  • 旧年度の「次年度繰越額」を新年度の「前年度繰越額」に移します。

  • 旧年度の年度末以降の仕訳(=新年度の仕訳)新しいファイルに引き継ぎます。

  • 旧年度の予算額を消去します。

  • 旧年度の年度末以前の日付の仕訳を消去します。

  • その他、すべての設定を引き継ぎます。

注意

  • 受領書の番号は、通し番号でご利用になるケースも考慮しリセットしません。 リセットは受領書設定で行います。

  • 財産台帳は、金額に変更なくそのまま引き継がれます。基本財産等の減価償却がある場合は、財産台帳および科目明細欄の減価償却累計額等を手作業で修正してください。

うまくいかない場合

年度更新の失敗で、よくあるのは以下のような状態です。

  • 新年度のファイルを作成したが、旧年度のファイルを開いている
    →新しく作成した方のファイルを開いてください。

  • 旧年度ファイルの「年度」だけを変更した
    →この方法では繰越額が昨年のままなので計算が合わなくなります。

わからなくなった場合、「年度」を変更するのではなく、確実に正しい旧年度ファイルから、あらためて、上記の手順通りにやり直してください。