期中スタート

会計年度の途中から利用開始する方法をご紹介します。

方法1:途中までの仕訳を入力してから始める

ご紹介するまでもなく、途中までの仕訳をすべて入力してから開始する方法です。 手間はかかりますが、確実です。可能であれば、この方法がおすすめです。

  1. 資産・負債の前期繰越額に前年度末の額を入力します。

  2. 入力画面で、利用開始時までの仕訳をすべて入力します。

方法2:途中までの仕訳を仮勘定で処理する

仕訳の数が多すぎて入力が難しい場合、仮勘定を用いて、収入や支出をまとめて入力する方法があります。

  1. 「開始前収支」という科目を用意します。科目名称・分類は何でも結構です。

  2. 資産・負債の前期繰越額に前年度末の額を入力します。

  3. 今年度の期首から利用開始時までの、資産・負債の増減額を、科目ごとに入力します。その際、相手方科目は「開始前収支」とします。

  4. 【プラスの時】前期末の普通預金残高が100,000円、利用開始時の普通預金残高が120,000円なら、次のように入力します。
    普通預金 20,000 / 開始前収支 20,000
    【マイナスの時】前期末の普通預金残高が100,000円、利用開始時の普通預金残高が70,000円なら、次のように入力します。
    開始前収支 30,000 / 普通預金 30,000今年度の期首から利用開始時までの、収入・支出の合計額を、科目ごとに入力します。その際、相手方科目は「開始前収支」とします。

  5. 【収入】今期のこれまでの礼拝献金の合計額が10,000円なら、次のように入力します。
    礼拝献金 10,000 / 開始前収支 10,000
    【支出】今期のこれまでの雑費の合計額が10,000円なら、次のように入力します。
    開始前収支 10,000 / 雑費 10,000すべて入力したあと、元帳で「開始前収支」の収支がゼロになっていることを確認します。

「開始前収支」は今期のみ用いる仮勘定ですので、来年度以降は削除して頂いて結構です。 仮勘定を設定せず、相手方をすべて「現金」などの科目で処理しても同様にできます。