年度末・新年度

年度末の処理

年度末の処理をして、旧年度の決算を行います。

旧年度の仕訳をすべて入力する

決算に反映させる旧年度の仕訳をすべて入力します。 会計間の資金移動、積立金への振替、 基本財産等の減価償却といった、 年度末特有の仕訳が発生する場合もあります。 また、現金預金の有高を通帳等と照合し、差異がある場合は修正します。

こうした年度末の決算作業の間は、新年度の日付の仕訳が混在しても大丈夫です。 年度末(たとえば3/31)までの日付の書類には、新年度(たとえば4/1)以降の日付の仕訳は反映されません。 [次年度ファイルの作成]を行うと、新年度の日付の仕訳は新しいファイルにも移行されます。

次年度予算を入力する

次年度予算を入力すると、旧年度の決算報告で次年度予算を自動的に表示できます。 次年度予算額は[科目明細]シートのセルに直接記入します(→予算額)。 旧年度ファイルに入力した「次年度予算」は、新年度ファイルの「今年度予算」として引き継がれます。

決算書類を作成する

年度末の決算に必要な書類を出力します。 メインメニュー[書類を作る]で、必要な書式にチェックを入れ、日付を[年度末]にして、[作成する]を押します。 書式は教会によって異なりますが、以下の書式を利用しておられる教会が多いようです。

その他、月次集計(最終月)、献金報告特別会計報告収支計算書献金一覧、などを添える場合もあります。

仕訳帳を出力して保存する

仕訳帳をPDFまたは紙に一括出力して保存しておくと、 「ナルドの壺」を利用できなくなった場合でも、確実に帳簿を保管して、後で見ることができます。 税務上必要な場合にも対応できます (→仕訳帳) 。必要であれば元帳も一括出力できます。

新年度の処理

新年度ファイルを作成して、新しくできたファイルの設定を確認します。

新年度ファイルを作成する

ナルドの壺は、1つのファイルに1年分のデータを保存するしくみになっています。 新しい年度に入るときには、新年度用の新しいファイルを作成して、そちらに入力していきます。ます(→次年度更新)。

  • 各種設定や繰越額は新しいファイルに移行されます。

  • 新年度ファイル作成の操作は、これまで利用していた旧年度のファイルには影響しません。

  • 新年度ファイル作成時には、旧年度の仕訳がすべて入力されていることを確認してください。新年度ファイル作成後に、旧年度のファイルに仕訳を入力しても、新年度のファイルには反映されません。

繰越額・予算額を入力する

前項で作成した、新年度用のファイルを開きます。 繰越額を確認し、予算額をセルに直接記入します。(→繰越額予算額

科目設定をする

  • 科目・明細・特別会計の新設や変更がある場合は設定します(→科目設定)。科目等の変更は、年度途中で行うと混乱することが多いので、なるべく年度初めに行うのがよいでしょう。

  • 必要な場合、受領書の番号をリセットします(→受領書設定)。